ドラマ『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』で描かれる主人公・柊氷月(ひいらぎ・ひづき)の「カメラアイ」という瞬間記憶能力。
一度見たものを写真のように正確に記憶できるこの特別な能力は、フィクションの中で強烈なインパクトを放っていますが、果たして実際に存在するのでしょうか?
また、氷月のモデルとなるような実在の人物はいるのでしょうか?
ドラマの魅力をより深く楽しむために、カメラアイの現実とフィクションの境界線について迫ります!
ドラマ「アイシー」のカメラアイは実在する能力!
「カメラアイ(瞬間記憶能力)」は実在する能力であり、一瞬で見た風景や物質、映像を驚くほど鮮明に記憶できる特性を指します。
この能力を持つ人々の存在は確認されており、統計的にはおよそ3万人に1人か2人の割合で見られるとされています。
ただし、詳細なデータは不明で、その珍しさゆえに広く知られることはありません。
歴史上の人物の中でも、日本の画家・山下清や作家・三島由紀夫がカメラアイの持ち主だったと言われています。
また、一般人にもこの能力を持つ人が存在しており、例えば、ある高校生が世界史の教科書を一度読むだけで記憶し、東京大学に現役合格した例はその象徴的な逸話です。
カメラアイを持つ人の記憶力は一般人と比較して大きく異なり、短期記憶力は約4倍も高いとされています。
また、一目見ただけで複雑なパターンや細部を正確に覚え、短期記憶が長期記憶へと効率的に転換される傾向もあります。
一方で、読書速度に関しては、カメラアイを持つ人と一般人の間で顕著な差はないようです。
ただし、この能力には限界もあります。
「カメラアイ」という名称は俗称であり、医学的な正式名称ではありません。
また、この能力は生まれつきのものであり、トレーニングで獲得することは難しいとされています。
しかし、一般人でも記憶力を向上させるトレーニング方法は存在し、努力次第で記憶力を大幅に高めることは可能なのだそう!
カメラアイの持ち主が示す記憶の正確性と情報処理の違いは、私たちの脳の潜在能力の一端を垣間見せるものとも言えますよね。
ドラマの中でもそれが描かれるのではないでしょうか。
カメラアイ能力を持つと言われている実在する有名人!
カメラアイ(瞬間記憶能力)は非常に珍しい才能ですが、これを持つとされる実在の人物は存在します!
そしてその驚異的な記憶力は、私たちの想像を超えるエピソードとして残っていました。
芸術家や作家
山下清
日本の「ゴッホ」とも称される画家で、見た風景をそのまま脳内に記憶し、後に正確に再現することができたと言われています。
代表作である「放浪記」シリーズには、その才能が色濃く反映されています。
三島由紀
日本を代表する作家で、取材旅行中にカメラを持たずとも、見た景色を鮮明に記憶。そのまま小説に詳細な描写を加えるという驚きの能力を発揮していました。
芸能人やタレント
飯塚悟志(東京03)
台本を覚える速さが尋常でないことから、映像記憶能力を持つ可能性が指摘されています。
タモリ
詳細な情報は少ないものの、映像記憶能力があると噂されています。
タモリさんならありえそうです。
霜降り明星・せいや
生後2か月の記憶を持っているという異例のエピソードや、一度見た映画を完全に再現できる能力が話題です。
松村邦彦
同級生全員の名前と顔を記憶し、ドラマのセリフやシーンを一度見ただけで再現することができると言われています。
その他の驚きのエピソード
世界史の教科書を一度読んだだけで丸暗記し、そのまま東京大学に現役合格した高校生がいたという事例があります。
学問の世界でも驚異的な成果を発揮しているようです。
これらのエピソードや噂のある人物は、カメラアイに近い記憶力を持ち、その能力を仕事や学業、芸術表現に活かしてきたことが分かります。
ドラマ「アイシー」ではカメラアイの能力を持つ女性刑事が活躍するということなので、どのように描かれるのか注目です。
ドラマ「アイシー」の氷月のモデルとなった人物は?
ドラマ「アイシー」の主人公、柊氷月(ひいらぎ・ひづき)は「カメラアイ」という特殊な記憶能力を駆使して事件に挑む女性刑事です。
実はそのキャラクターには、海外ドラマ「アンフォゲッタブル 完全記憶捜査」の主人公との共通点が多く見られるんです。
「アンフォゲッタブル」の主人公であるキャリー・ウェルズもまた、瞬間記憶能力(ハイパーサイメシア)を持つ女性刑事です。
彼女は、一度見たものを細部まで鮮明に思い出す能力を活かして、難解な事件を解決していきます。
この能力の設定や、犯罪捜査への活用という点は、氷月のキャラクターと驚くほど似ています。
そのため、「アイシー」の氷月は「アンフォゲッタブル」のキャリーをモデルにしている可能性があるのでは?と推測する声も。
特に、「特殊な能力を持ちながらも心に傷を抱え、過去と向き合いながら事件に挑む」という深い人間性の描写は、両作品に共通する魅力の一つです。
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まとめ
ドラマ『アイシー』で描かれる「カメラアイ」は、実在する能力である瞬間記憶(エイドティックメモリー)をモチーフにしていますが、実際にはここまで極端な形で能力が発揮される例は非常に稀です。
また、氷月のキャラクターは完全オリジナルであり、特定のモデルとなる実在人物はいません。
しかし、その描写には緻密なリサーチと想像力が盛り込まれ、リアルさとフィクションが絶妙に融合されています。
この「現実と創作の狭間」にある物語こそが、ドラマ『アイシー』の最大の魅力といえるでしょう。