斎藤工さん主演のドラマ「誘拐の日」は、ちょっと不器用だけど心根の優しい男・新庄政宗と、天才少女・七瀬凛が織りなす逃亡劇。
謎とサスペンスに満ちた展開ももちろん気になりますが、ファンの間でひそかに注目されているのが、政宗が住んでいる“あの家”(部屋?)です。
無骨で古びた建物に、どこか港の事務所のような雰囲気。
物語のスタート地点でもあり、視聴者の記憶に強く残る印象的な場所となっています。
そこで、その“正宗の家”のロケ地についてご紹介していきます!
ドラマ「誘拐の日」正宗の住む家のロケ地は?

正宗が「自分の家だ」と言って七瀬凛を連れていった、港にあるような工場の事務所風の建物。このロケ地は、実在する場所で撮影されています。
その撮影場所は――
神奈川県川崎市川崎区小島町9番「根本造船所」のエリアの一角です。
こちらの場所は実際に稼働している造船所で、重機や鉄骨が並ぶような、いかにも“男の仕事場”という雰囲気が漂う場所。
海に面したロケーションなので、物語の中でも港の空気感がよく映えていましたよね。
政宗の住む部屋は、その造船所の敷地内にある事務所のような建物の一室。
外観はプレハブのような無機質な造りですが、内部は必要最低限の家具があるだけの質素な空間。
荒れた生活ぶりが感じられるような部屋でした。
入院しているめいちゃんの洋服なども置いてあったので、入院費にお金がかかり、かろうじてここで暮らしているのかなという雰囲気。
ドラマ「誘拐の日」で登場する正宗の部屋のシーンの撮影場所について

物語序盤で、凛を連れて行ったのがこの“自宅”。
記憶喪失になっている凛が目を覚まし、「パパ」と言い始める重要な場面です。
また、政宗が世間から逃れるように隠れる場所としても描かれており、港町の少しさびれた雰囲気と相まって、彼の過去や人生の孤独さが伝わってくる空間になっています。
そんな自宅シーンが撮影されている根本造船所は、川崎の海沿いに位置する実在の造船所で、水上バスや客船、警備艇や清掃船など、さまざまな特殊船舶の修繕を手がけている企業。
その歴史は非常に古く、江戸時代末期の慶応年間にはすでに船の建造や修復を行っていたという記録があり、昭和34年には有限会社として正式に設立されました。
ロケに使用された建物は、造船所の一角にある事務所風の建物で、実際の業務にも使用されていたようなリアルな雰囲気が漂います。
無骨で簡素な外観は、社会から距離を置いてひっそりと暮らす政宗の人物像とマッチしており、物語の世界観を強く引き立てています。
また、この川崎の臨海工業地帯は「工場夜景スポット」としても有名で、夜になると無数の工場の灯りが幻想的な景色を生み出します!
もしかしたら、今後ドラマでもきれいな夜景が登場するかも?!
リアルな現場をそのまま活用したからこそ生まれる空気感に、視聴者も引き込まれてしまう。そんな魅力がこのロケ地には詰まっています。
実際の造船所ということもあり、周囲の雰囲気がリアルで、ドラマの持つ“社会の裏側”や“影の部分”を象徴するロケーションとして、とても効果的ですよね!!
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まとめ
ドラマ「誘拐の日」で新庄政宗が住んでいる家、そして七瀬凛と最初に共同生活を始める場所は、神奈川県川崎市川崎区小島町の「根本造船所」で撮影されています。
港の工場のような雰囲気がある無骨な建物は、政宗というキャラクターの背景をよく映し出しており、ドラマの世界観にぴったり。物語の重要な舞台として今後も登場するシーンがあるかもしれません。
撮影場所として実在する施設ではありますが、造船所という業務施設のため、一般の立ち入りはできない可能性が高いです。見に行きたい方は事前に調べたうえで、マナーを守って行動するようにしましょう。
ドラマのロケ地に注目すると、物語の背景がより深く見えてきますよ。次回の放送でも、「あの場所、また出てきた!」と発見があるかもしれませんね。