『火星の女王』を見ていて、「これ本当に地球で撮ってるの?」と思った人、多いのではないでしょうか。
赤茶けた砂漠やゴツゴツした岩場、そして宇宙の街のシーンまで、あまりにもリアルで本物の火星感がすごいんです。
実はこのドラマ、国内の意外な場所を組み合わせて、あの火星世界を作り上げているんです。
「そんな場所、どこにあるの?」と気になった方のために、今回は砂漠風ロケ地から、洞窟のような岩場、さらには宇宙の街のシーンまで徹底調査しました。
読み終わる頃には、あなたの『火星の女王』の見え方がきっと変わるはずです。
「火星の女王」砂漠シーンのロケ地!
『火星の女王』の砂漠シーンは、まさに火星そのもののような広大さと異世界感がありますよね!!
実はこの雰囲気を作り出しているのは、大谷石の石切場をベースにした撮影のようです。
〒322-0078 栃木県鹿沼市笹原田634
石切り場として天保年間(1830〜1843年ごろ)から良質の石を産出していた場所となっていて、断崖絶壁が立ち並んでいます。
ここは岩肌がむき出しになっていて、自然と人工が混ざった独特の世界観が特徴です。
ただ、砂漠のシーンはかなり広大な場面に見えるので、もしかしたら朝ドラや大河ドラマなどでも使われる最新のデジタル技術も使っているのかもしれません。
演出の西村武五郎さんは、「洞窟という洞窟、日が入る場所と入らない場所を撮影場所に選んだ」と語り、光の入り方で“火星らしさ”を徹底的に追求したそう!
さらに、水が映り込んだ部分はすべて消すという細かいこだわりもあったとのことです。
VFXで赤茶けた砂漠に描き換えることで、あの圧巻の火星砂漠が完成したのではないでしょうか。
「火星の女王」岩場や洞窟シーンの撮影場所は?
ゴツゴツとした岩場のシーンは、石の断面や影の濃さがとても印象的ですよね。
この岩場の多くも、やはり大谷石の石切場で撮影されていると考えられます。
巨大な岩壁が続く空間は、まさに“地球とは思えない場所”の代表格です。
光が差し込む角度によって表情がガラッと変わるため、日向と日陰を使い分けることでより火星らしい奥行きが生まれています。
また洞窟も撮影場所となっているようなので、神秘的な洞窟のシーンなどは「大谷石地下採掘場跡」も使われている可能性も高いです。
「水が映り込むと火星っぽさが消える」という理由で、映像では細部まで丁寧に加工されているのもポイント!
実際のロケ地の無機質な雰囲気とVFXの力が合わさり、荒涼とした岩場の世界が作り出されているんですね!
「火星の女王」海辺のロケ地場所!
また、千葉県富津市の磯根崎で撮影したという情報が千葉県富津市のフィルムコミッションのページで公表されています。
火星には海はないので、おそらく地球の海辺のシーンがこちらで撮影されたのではないでしょうか?!
放送後にまたチェックしていきたいと思います。
「火星の女王」宇宙の街のシーンはどこで撮ったの?
宇宙都市のシーンは、近未来感と無機質さが混ざった不思議な雰囲気があります。
これらのシーンの撮影に使われている可能性があるのが、茨城の浄水場やゴミ処理場など。
こちらも演出の西村武五郎さんのコメントから出ていた撮影場所。
色々な場所を組み合わせてあの火星の街が表現されているんですね!
一見「そんな場所が宇宙っぽくなるの?」と思いますが、広々とした施設の構造物や無機質な通路が、実はSFとの相性抜群なんです。
そこにVFXで未来的な建造物や光を加えることで、“地球の施設 × VFX”のハイブリッドな宇宙都市が完成しています。
西村監督の現実と空想をミックスする撮影スタイルが、この作品のビジュアル面の魅力を大きく支えています。
また、火星の街のシーンは高崎市内の廃工場でも撮影されたようです。
12月13日より3週放送のNHK放送100年特集ドラマ『#火星の女王』の撮影が高崎市内で行われました。
— Takasaki Film Commission (@TakasakiFilm) December 8, 2025
人類が火星移住を果たしている100年後の未来を描いた本作。
市内の廃工場に火星のじゃがいも畑などのセットが組まれ、撮影が行われました🪐#菅田将暉 #高崎フィルムコミッション #高崎FC支援作品 https://t.co/6d4QNaofAC
なんと工場の中にじゃがいも畑などのセットが組まれたんだそう!!
高崎フィルムコミッションがロケ地として提供されている場所としてこちらの条件に当てはまるのが、東洋熱工業株式会社 吉井工場跡です。
こうして火星の街を表現したんですね。
日常の中にある場所を大胆に変貌させたロケと映像技術の組み合わせは、ドラマの大きな見どころです!
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まとめ
『火星の女王』の舞台となる火星の世界は、実は日本各地の意外な場所で作られています。
砂漠や岩場のシーンは、栃木県の大谷石の石切場を中心に撮影され、洞窟のような空間や光の入り方を活かして“火星らしさ”を追求したそうです。
映り込んだ水をすべて消すなど、細部まで徹底したこだわりもポイントです。
岩場シーンも同じ石切場を使い、VFXで色味や質感を調整することで、荒涼とした火星の地形が完成しています。
さらに、未来的な宇宙都市のシーンに使われているのは、茨城の浄水場やゴミ処理場。
無機質な構造物がSFの世界観と相性抜群で、VFXとの組み合わせによって宇宙の街がリアルに表現されています。
現実の場所と映像技術を巧みに融合させたロケ地選びが、このドラマの大きな魅力となっています。
