朝ドラ「あんぱん」に登場する座間晴斗(山寺宏一)は、芸術学校の教師であり、ヒロイン・朝田のぶのパートナーとなる柳井嵩にとっては人生の指針となる恩師です。
嵩にとって、単に技術を教えるだけでなく、生き方や人生観を大きく変える存在。
この座間晴斗のモデルとなる人物は一体誰なのでしょうか?
座間晴斗のモデルとなったと言われる芸術家について調べてみました!
朝ドラあんぱんの芸術学校の先生・座間晴斗(山寺 宏一)のモデルは杉山豊桔?
ドラマ「あんぱん」に登場する芸術学校の教師・座間晴斗(演:山寺宏一)は、やなせたかしさんの恩師である杉山豊桔(すぎやまとよき)教授がモデルであると考えられます。
杉山教授は、東京高等工芸学校でやなせさんの担任を務めた人物。
その教育方針は型にはまらず、学生の創造力を重んじるものだったようです。
やなせさんの著書「人生なんて夢だけど」にも、
「銀座へ行って遊んでいた方がデザイナーとしての感覚がよくなる」という風に言われ、その教えを忠実に守ってやなせさんはお金もないのに毎日銀座へ通ったというエピソードが記されています。
ドラマでの座間先生も、自由な発想を大切にし、学生たちに本質を見抜く力を育てようとする存在。
「飄々としながらも、どこかユニークで温かみのある人物像」は、杉山教授の教えと重なる部分が多いと言えそうです!
朝ドラあんぱんの芸術学校の先生・座間晴斗(山寺 宏一)のモデルは風間完の可能性も?
ドラマ「あんぱん」の芸術学校の教師・座間晴斗(演:山寺宏一)のモデルとして、やなせたかしさんの恩師・杉山豊桔教授の名前がまっさきに挙がってきていますが、もう一つ興味深い可能性があります。
それは、やなせさんの同期生であり、のちに挿絵画家として活躍した風間完(かざま かん)さんの存在です。
風間完さんは、美人画や風景画を得意とし、多くの新聞や雑誌の挿絵を手がけた人物。
1966年放送のNHK連続テレビ小説「おはなはん」のタイトル画も担当していました。
さらに、NHKの朝ドラでは、モデルとなった人物の名前を少し変えて登場させることがよくあります。
座間晴斗の「座間」という名前は、もしかすると風間完さんの「風間」から取られたのかもしれません。
もちろん、座間先生のキャラクターは杉山教授の影響が色濃いと考えられますが、名前の由来としては風間完さんの存在も無視できない要素かもしれませんよね!
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まとめ
座間晴斗がモデルと考えられる杉山豊桔教授は、やなせたかしさんの恩師であり担任の先生でした。
その教えや考え方がやなせさんに多大な影響を与えたとご本人の著書からうかがい知れます。
ドラマの中で座間晴斗教授が示す「人生の基本」を教える姿勢には、杉山豊桔教授が大切にしていた自由につての哲学が反映されていそうです。
ドラマ内で座間晴斗のキャラクターがさらに深堀りされ、杉山豊桔の精神がどのように描かれていくのかに注目したいところです。