NHK朝ドラ『ばけばけ』でトキの祖父として登場する松野勘右衛門(小日向文世)。
幕末を生き抜いた生粋の武士でありながら、孫にめっぽう弱い愛情深い一面もあるこのキャラクター。
モデルとなった人物についても気になるところ。
その人物像や八雲との関係を知れば、ドラマで描かれる言動や家族への愛情の意味がもっと深く理解できるはずです。
では、幕末の武士としての誇りや家族への想い、そして八雲との意外なつながりまで、松野勘右衛門のモデルとその人物像について、詳しく探ります!
「ばけばけ」トキの祖父・松野勘右衛門(小日向文世)のモデルは?
NHK朝ドラ『ばけばけ』に登場する松野勘右衛門は、主人公トキの祖父として物語の中で重要な存在感を放っています。
ドラマでは幕末を生き抜いたたくましい武士として描かれ、明治になっても国を守ることを信じ、髷を結い剣の稽古を欠かさない姿が印象的です。
このキャラクターのモデルとされるのは、小泉セツの養祖父・稲垣万右衛門だと考えられています。
稲垣万右衛門は幕末の松江で武士として活躍し、当時の激動の時代を生き抜いた人物でした。
松野勘右衛門がドラマ内で見せる「トキにめっぽう弱い一面」や、家族を思う深い愛情の描写は、垣万右衛門の人となりから着想を得ていると考えられます。
つまり、物語上の松野勘右衛門は史実の人物像を基に、家族愛を交えたキャラクターとして再構築された存在なのではないでしょうか。
「ばけばけ」トキの祖父(小日向文世)のモデルの人物像
稲垣万右衛門は、幕末という激動の時代を生き抜いた生粋の武士だったと考えられます。
武士としての誇りを持ち、国家や地域を守ることに対する強い責任感を抱いていたようす。
明治維新後、士族の特権が失われたにもかかわらず、剣の稽古や髷を結う習慣を続け、かつての武士としての精神を保とうとしたのではないでしょうか。
その姿はまさに“ラストサムライ”のようで、変わりゆく時代の中でも自らの信念を貫いた人物像。
ただ、生活のために武士だった過去を家族が考えなくなったことを不満に思っていました。
それについて周囲からは呆れられていたようです。
そのため、トキのモデルとなっている小泉セツとハーンへの結婚にも不満を持っていたようです。
こうした人物像が、ドラマの中で松野勘右衛門の威厳と温かみのあるキャラクターに反映されていると考えられます!
「ばけばけ」トキの祖父のモデル・稲垣万右衛門とヘルンの関係は?
稲垣万右衛門の存在は、ラフカディオ・ハーン(ヘブン/小泉八雲)の日本での活動にも深く関わっています。
1896年にハーンが日本国籍を取得し「小泉八雲」と名乗った際、その名づけ親が稲垣万右衛門でした!
八雲の姓は本人の意向ではなく、稲垣万右衛門が『古事記』にある和歌「八雲立つ」から着想を得て名付けたもの。
これは、八雲が松江に滞在していたことや、地域文化との深い関わりを示すエピソードとして知られています。
つまり、松野勘右衛門のモデルである稲垣万右衛門は、単にトキの祖父というだけでなく、八雲の日本での活動や名前にまで影響を与えた重要人物だったのです。
この背景を知ると、ドラマ『ばけばけ』で描かれる松野勘右衛門の存在感や、ヘブンとの関係性の深みがより理解できそうです!
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まとめ
『ばけばけ』の松野勘右衛門(小日向文世)は、主人公トキの祖父としてドラマを彩る存在です。
モデルは小泉セツの養祖父・稲垣万右衛門で、幕末の武士としての誇りや家族への深い愛情、そして文化への造詣の深さが反映されています。
さらに、稲垣万右衛門はラフカディオ・ハーンの日本名「小泉八雲」の名付け親でもあり、ドラマ内で描かれるヘルンとの関係にも史実の背景が色濃く残っています。
こうした史実と脚色の融合により、松野勘右衛門は威厳と温かみを併せ持つ魅力的なキャラクターとして視聴者の心に刻まれているのです。