2025年後期のNHK朝ドラ「ばけばけ」。
そのタイトルは一見シンプルなように思えますが、実はそこには込められた深い意味がありました!
「ばけばけ」とは?タイトルに込められた意味
タイトル「ばけばけ」は、シンプルに”化ける”という意味が込められています。
何が「化ける」?
この物語は、明治維新の影響を受けて、急激に西洋化が進んでいった明治時代が舞台。
タイトルに込められた「化ける」という意味は、明治時代の急激な西洋化の中で生きる人々の変化を象徴しています。
時代の変化と「ばけばけ」の関係
武士の時代からは想像もしていなかった価値観が生まれ、生活や環境や様々なことが変化=”化けて”いきます。
その中に取り残されていった人々の、やるせない気持ちや苦しみや戸惑いは「怪談」という物語に形を変えて語り継がれていきました。
主人公と「ばけばけ」の関係
「ばけばけ」の主人公であるトキ(モデルは小泉セツ)も、時代に翻弄されて、世の中をうらめしく思っていた人々の中の1人。
しかし、外国人の夫(モデルはラフカディオ・ハーン(小泉八雲))と出会い、共に「怪談」を愛し、何気ない日常を送っていく日々の中で、うらめしかったトキの世界は、いつしかかけがえのない、すばらしいものに”化けて”いきます!
当時の日本では外国人自体とても珍しく、当時の日本人にとってはまさに”お化け”のような存在だったのではないでしょうか。
そんなハーンと国際結婚したセツ。ドラマの中でどのように描かれていくのか?楽しみです。
「ばけばけ」の脚本担当は?
脚本を担当する人はどんな人なのかも気になるところ。
朝ドラを書かせて頂くことになりました。
— ふじきみつ彦 (@fujikimitsuhiko) June 12, 2024
光でも影でもない部分に光を当てる朝ドラを書いてみたいと思っています。何気ない物語かもしれませんが、いい朝を…
『ばけばけ』、宜しくお願い致します!https://t.co/d0efC2BIw6
プロフィール
名前:ふじきみつ彦(ふじきみつひこ)
1974年12月19日生まれの神奈川県横浜市出身の脚本家。
早稲田大学卒業後に、広告代理店勤務を経て2005年から作家活動を開始しました。
コントから演劇、ドラマ、映画など多岐にわたったジャンルの台本や脚本を執筆しています。他にもEテレの「みいつけた!」などの教育番組において、キャラクター作りから携わったり、作詞家や俳優としての活動をするなどマルチに活躍されています。
過去作品と内容
NHK
「みいつけた!」
#みいつけた !
— NHK Eテレ編集部 (@nhk_Etele) March 28, 2024
◤みんなのスイちゃん
リクエストスペシャル
いよいよ今夜💡 ◢
4代目スイちゃんに会えるのも今日が最後✅👀
番組後半は📺初の生放送📺#スイちゃん からのスペシャルメッセージもあるよ💖💖
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🕒29(金) 19:00~#スイちゃんSPhttps://t.co/1lKxVX5DAk pic.twitter.com/umWKbQZ5BU
みいつけた!15年目を迎えました。いつも応援ありがとうございます。コッシー、スイちゃん、サボさん、オフロスキー、いすのまちのみんなに加えて新しい仲間、らくだしさんも時々遊びに来てくれます。よろしくッスー!
— ふじきみつ彦 (@fujikimitsuhiko) April 2, 2023
子どもたちが楽しみながら学べるエンタメ教育番組
「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」
阿佐ヶ谷姉妹のエッセイを元としたほんわかドラマ
「わしもーWASiMOー」
おばあちゃん型のロボット「わしも」と小学生の「ひよりちゃん」を中心に描かれる優しいギャグストーリー。
フジテレビ
「世にも奇妙な物語」
ちょっと不思議な斬新で新しいストーリーの短編ドラマのオムニバス形式の番組。
2011年5月の21世紀21年目の特別編「通算」
2011年11月秋の特別編「JANKEN」
2012年4月春の特別編「7歳になったら」
テレビ東京
「デザイナー渋井直人の休日」
デザイナーである中年オジサン・渋井直人のちょっと切ない日常と恋模様を描いたドラマ。
「今日の猫村さん」
人気コミックの実写化ドラマ作品。性別も生物の垣根も超えた松重豊さんが演じた猫の猫村さんが話題に。
「バイプレイヤーズ」
もしも名脇役が○○したら…というテーマで展開されるドラマシリーズ。
どこからがドラマなのかどこからがオフショットなのか?!が分からず人気の作品。
WOWWOW
「撮休シリーズ」
杉咲花の撮休
有村架純の撮休
竹内涼真の撮休
神木隆之介の撮休
など、急に撮影がお休みになった俳優さんたちの1日を描くドラマ作品シリーズ!
映画
「子供はわかってあげない」※沖田修一監督と共同脚本
舞台
「muro式」
ムロツヨシさんが「やりたいことをやる」というコンセプトでやっている、ライフワークともいえる舞台
他の情報もチェック!
まとめ
「ばけばけ」は、明治時代の急激な変化とその中で生きる人々の姿を描いた「化ける」という意味が込められた作品です。
そして、主人公トキのモデルとなっている小泉セツとラフカディオ・ハーンの関係を通して、変化を受け入れる力や、怪談に託された人々の思いを感じ取ることができる物語となっていそうです。
いったい何が”化ける”のか?そこに焦点を当てながら、「ばけばけ」の世界に浸ればさらに楽しめるはず!
脚本を担当するのは、ふじきみつ彦さん。
NHK「みいつけた!」「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」「わしもーWASiMOー」などくすっと笑えるほんわかした作品を得意としている方。
「ばけばけ」も観た人の心をほんわか温かくする、そんな作品になるのではないでしょうか!